つくばぬいぐるみ病院(つぬびー)とは?
☆つくばぬいぐるみ病院とは?
つくばぬいぐるみ病院は今年2021年で17年目を迎えます! 「子ども達が医療行為に恐怖心を抱いてしまう」「良くない生活習慣を送ってしまう」そういったことを自分たちで変えられないか、という思いのもと、この活動が始まりました。「つくばぬいぐるみ病院」は私たち学生が、保育園児・小学生に「医療とふれあう機会」「健康に関する知識」を提供する活動なのです。その手段として、主にぬいぐるみを患者に見立てた「問診ロールプレイ」や「保健教育」を行っています。
☆目的
「子ども達に医療に対して親しみを持ってもらう」
「子ども達に健康行動を起こすための正しい知識を与える」
「学生が、子どもへの伝え方などについて学ぶ」
「子どもと学生、互いに親しみをもつ」
これらを目的に挙げ、活動しています。
活動内容を考える上で基盤としてあるのは「楽しい」+「リアリティー」。子どもたちは「楽しく」つくばぬいぐるみ病院で経験することで「医療」に対して「親しみ」を持ちます。しかし、本物とはかけ離れた病院ごっこでは本当に医療に「親しみ」を持ったとは言いがたい…。そのため、手作りの道具に加えて、実際の医療で使われる器具も使った活動をしています。
自分たち学生が活動を通して学ぶことも目的の一つです。私たちが当たり前にわかる言葉でさえ知らない子どもたちでも理解できるように、工夫して説明をしなければいけません。また、子どもたちの注意をひきとめておくことなども慣れるまでは難しいことです。そうした面で、つくばぬいぐるみ病院での活動は子どもたちとのコミュニケーションの取り方や、子どもたちの病気に対する理解、考え方を学ぶ滅多にない機会となります。
子ども達はお医者さんごっこをとても楽しんでくれていて、なかには活動からしばらく経っても、ぬいぐるみに包帯を巻いてやったり一緒に寝てやったりして看病する子もいる、ということが保護者の方のアンケートからわかりました。また、保健教育活動後に「昨日は早く寝たよ!」「野菜全部食べたよ!」などの声が聞こえた、と保育園の先生から度々報告も頂きます。このように、自分たちの活動をきっかけに子ども達の反応や行動に良い影響を与えられたことが実感できることこそが、この活動の醍醐味といえます。
☆メッセージ
と、ここまで少し堅めに書いてしまった部分もありましたが、とにかく子どもも学生も「楽しむ」ことを大切にしていきたいと思います!この「ぬいぐるみ病院」活動に興味を持ってくださった方なら専門は問いません。ぜひ一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。そして、私たちと一緒にこの活動を盛り上げていきませんか?皆さんとお会いできること楽しみにしています。